2012年 7月の記事一覧

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12年07月26日 14時38分57秒
Posted by: arimitsu
遺留分に関する民法の特例です。

中小企業の事業承継の円滑化は、事業の継続・発展を通じて地域経済の活力を維持し、中小企業の雇用を確保する等の観点から「中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律」が成立しました。(平成20年)

これは一定の要件を満たす中小企業の後継者が、先代の遺留分権利者全員と合意を行い、
所要の手続き(経済産業省の確認及び家庭裁判所の許可)を経ることを条件に
①後継者が先代経営者からの贈与等により取得した株式等について、遺留分を算定するた めの財産の価格にはいれないこと。
②後継者が先代からの贈与等により取得した株式等について、遺留分を算定するための価 格は合意のときの価格とする。

その他に、資金の支援の措置があるが、又の機会に述べます。
12年07月23日 15時03分56秒
Posted by: arimitsu
子供のない人の相続で、遺産の分割に付き相続人間で話し合いがつかず、弁護士に依頼して、分割は済みました。
弁護士費用もそれなりの金額ですが、これは相続税の申告で経費(債務)としてみとめられますか

 認められません。
相続日の確定した債務ではないからです。
但し、分割を受けた財産の取得費用になりますので、その財産を売却したときは経費としてみとめられます。(最高裁判決)
12年07月06日 10時53分15秒
Posted by: arimitsu
会社の借入金が4億円あります。
社長が連帯保証しています。相続で子供が責任を負うの?

長男・長女の2人が法定相続人であれば、各々2億円の連帯保証債務を負担します。

会社は通常、借入金があります。この借入金には社長が個人で連帯保証をしている場合が殆どです。銀行が当然のように社長個人の連帯保証を要求するからです。

社長に相続が発生すると、相続人間では、誰がどう相続してもよいが、対債権者においては相続人が各々連帯保証債務を負担すべきとなります。預貯金と債務は当然分割となり、法定相続で相続したものとされます。
なお、根保証の場合は、相続時の債務額を負担します。

これが、法的な解釈です。
会社は長男が継ぐので、長女の私は関係ないと思っていると、思わぬ事態となることがあります。(最高裁判例)相続放棄をするか、銀行等債権者に「免責的債務引き受け」を依頼することになります。
12年07月03日 11時35分34秒
Posted by: arimitsu
母は他界し、この度、父が死亡しました。
父はサラリーマンでたいした財産もなく、自宅と多少の預金があり、住宅ローンが残っています。
 相続にあたり、長男が自宅とローンを相続しました。

債権も債務も当然に法定相続分で分割相続することが決められています。(民427条)
各相続人は、その相続分に応じて、被相続人の権利義務を承継します。長男がローンを全額引き受けた、ということは、法的には代償分割になるようです。
 銀行は、自分の債権の管理がしやすいように、特定の相続人の単独名義にしてほしいといいますが、ローンの返済が滞れば、他の相続人に請求してきます。

取得財産は無し、と遺産分割していても、ローンの返済義務はあります。
債務から、逃げるためには相続放棄するか、銀行に「免責的債務引き受け」を依頼するしかありません。

住宅ローンを使って、家を建てる人が多いので、今後、こういうケースが、増える可能性があります。財産がなくても、もめるケースはあります。
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