2010年 6月の記事一覧

«Prev1Next»
10年06月29日 17時48分48秒
Posted by: izumikaikei
 今日ご紹介する顧問先さんは「日蓮宗 大孝山 神野寺」さんです。
 意外?!と思われるかもしれませんが、お寺も会計まとめや決算作業で税理士がお手伝いする場面があるんですよ。

 お話は、ご住職の安永秀岳さんに伺いました。

null

■本山勤務をやめて、明りが消えかかっていた小寺の住職に
―神野寺はどんなお寺ですか?
安永氏
「昭和28年に智妙院日泰上人(開山上人)が開山した寺院です。

 開山上人が遷化(=高僧や隠者が死ぬこと)の後は、第二世智妙院日円上人が法灯を継承しましたが、晩年は病気療養等の事情により、その明かりはほぼ消えかかっておりました。

 第二世上人遷化後、私の学友で二世上人の遠縁にあたる者から、住職がいなくなった神野寺の話をきいたのが最初のご縁です。

 明りが消えかかったこの寺を見て、再興に全力を傾けようと決断し、当時勤めていた大本山池上本門寺をやめて神野寺の第三世住職となりました。」

 そんな安永住職が最初に行ったのは、なんとお寺の修繕工事?!

安永氏「前住職が晩年体調を崩されていた関係もあり、当初、寺院はかなり荒れた状態でした。

 友人知人の力を借りながら毎日、自力で日曜大工していましたね。
 おかげさまで今ではお寺で法要などもできるようになりました。」

 ちなみに、神野寺ビフォーアフターの様子はブログ「神野寺だより」でご覧いただけます!

null

■3人の師匠、雑誌取材・・・「ご縁」は不思議
 僧侶になるには、師僧(師匠)のもとで弟子として得度(=僧になるための出家の儀式)するそうです。
 安永住職には3人の師僧がいらっしゃるそうです。

安永氏「人を喜ばせる、美しいものを求める姿がとても魅力的だった一人目の師僧は私を僧侶の道に導いてくださいました。

 二人目の師僧のもとでは、僧侶としての基本的修行や研修に参加させていただき、また寺院運営の基本を学びました。
 大本山池上本門寺への勤務も、第二の師僧の計らいです。

 第三の師僧は私の叔父でした。
 三人目の師僧から言われたことはたった一言です。
『あなたに教えることは何もない。ただ一つだけ、大勢の信者さんを作ろうと思ってはいけない。たった一人、心の底からお上人様のおかげで助かりましたという人を作りなさい』
と。

 日蓮宗の僧侶たるもの、多くのものを救済しなければいけないのに、たった一人とは?
 当時20代だった私は戸惑いと反発を覚えたものです。

 その後、僧侶として人と会うたびに
『師僧が言っていたたった一人は、もしかしてこの人か?』
と思いながら過ごすうちに、気づけば出会うすべての方と真剣に接するようになりました。

 師僧の言葉の意味深さに気づきはじめましたのは数年前です。
 縁を大切に、日々真剣に人と接する、ということだと思っています。

 この師僧はすでに遷化しましたが、師僧の言葉は今も私の中で生き続けています。」

―それぞれに大切なものを学んだ3人の師僧とのご縁ですね。
安永氏
「ご縁といえば、先日、昭和40年生まれ限定で頑張っている人を掲載する雑誌『昭和40年男』に掲載されました。

 この取材の紹介者が雑誌社との打ち合わせのとき、小寺の再興が頭に浮かんだそうです。
 すぐにお電話をいただき、私の生まれた年を聞かれました。
 私、偶然にも昭和40年生まれなんですよ(笑)。これも縁ですね。」

null

■変わりゆく社会に新しい寺院の姿を
―神野寺はホームページやブログがありますね。
安永氏
「寺院は地元の人の憩いの場であるべきだと思う一方で、交通手段やインターネットが発達した現在は私を、また神野寺を必要としているところに出向いて法務を行うことも重要だと思っています。

 時代の流れなのか、最近は寺院の朝のお勤めや鐘の音が騒音だと言われたり、僧侶を知らない子供もいると聞きます。

 今の時代にあった寺院とは何か、小寺の再興を通じて考えていきたいですね。」


■いずみ会計に一言!
安永氏
「世代的に自分に近く、このお寺を再興していくパートナーとなる先生を探していました。

 いろいろな相談に乗ってもらえるという印象を受けました。やんわりしているけれど芯のある、気持ちのいい方ですね。

 信頼できる税理士さんと共に、お金の面でも皆さんに信頼されるお寺をめざしています。」
(取材協力:ライター山崎実由貴)

日蓮宗 大孝山 神野寺
住所:東京都北区上十条5-15-6
電話:03-3909-8100
10年06月29日 17時28分16秒
Posted by: izumikaikei
【質問】
若手社員を教育する立場にある管理職です。
6月に部下が立て続けに結婚しました。
個人的な話で恐縮ですが、ご祝儀だけで今月の家計は大赤字です。
会社関係の支出なので、正直、「ご祝儀手当て」が欲しいところです・・・。

【回答】
社内規定に定めがあれば、結婚祝い金を福利厚生費とすることができます。社内規定に定められた「結婚祝い金」を上司が代表して持参する形であれば、課税対象になりません。


 日本でも「ジューンブライド」に憧れて6月に挙式を行うカップルが増えています。
 今年の6月は日柄のよい土日が多く、ホテルなどでは結婚式を挙げるカップルを多く目にしました。

 ご相談の方のように、上司は部下の結婚式に招待され、スピーチなどを頼まれることが多いようです。

 そのときは、招待された上司はそれなりのお祝い金を包むことになります。
 教育を担当する管理職ともなると、「ご祝儀」の出費で赤字になることもありそうですね。

 かといって、「ご祝儀手当て」のような形では、ご相談の方に対する給与として所得税が課税されます。

 さらに、4月から6月の平均給与額で、10月から1年間の社会保険料の金額が決まります。
 6月に多くの給与を支払うことはこの平均給与額を押し上げることになり、別の注意も必要になります。


 結婚祝金などについては、社内規定で定めておけば給与ではなく福祉厚生費として損金処理できます。

 社内規定に定められた「結婚祝金」を結婚式に招待された上司が持参するという形であれば、課税対象にはなりません。


★いずみ会計事務所へのご相談は>>コチラから
10年06月22日 23時17分53秒
Posted by: izumikaikei
【質問】
事業再編により子会社の事業を整理したのですが、折を見て復活させるつもりです。
事業の再開を前提に、登記は残したままにしておきますが、休眠中の会社でも登記が残っていると税務申告が必要ですか。

【回答】
休眠中の会社でも税務申告と役員の改選は必要です。
特に役員の改選は行わないと選任懈怠(かいたい)として過料が加えられるので注意してください。



 ご相談の方のように、事業再編により子会社の事業を整理したものの、折をみて復活させることを目的に登記は残したままにしておく、といったように、再開を前提に休眠させる場合もあります。

 会社を休眠させるためには、税務署や都道府県税事務所、市町村役所への届出が必要です。
 その上で、復活させることを視野に入れているのならば、休眠中でも行わなければならない手続きがあります。

 まず1つめが、ご心配されている「税務申告」。
 休眠状態とは、あくまで「企業活動を停止している」というだけのこと。
 法人としての登記が残っている限りは、申告も必要になります。

 これは法人住民税の均等割なども同様ですが、自治体によって扱いが違うので直接、窓口に相談されることをオススメします。

 また、青色申告制度の適用や欠損金がある場合の繰越は、申告を続けていないと受けることができなくなります。

 2つめは、「役員の改選」です。
 休眠中も定款に決められている期間ごとに役員および監査役の改選をする必要があります。
 行わなければ、選任懈怠(かいたい)として過料が加えられるので注意が必要です。
(有限会社には任期の定めはありませんが)


 会社法の規定によると、休眠会社は最後に登記があった日から12年経過すると、法務大臣の判断により「みなし解散」とされます。

 手続きとしては、12年を過ぎて2カ月以内に本店所在地を管轄する登記所へ「事業を廃止していない」という届出書を出すように官報に公告され、その間に届出書を出す必要があります。
10年06月01日 16時26分06秒
Posted by: izumikaikei
【質問】
懇親会に招待した取引先の役員をタクシーで送迎しました。
このタクシー代は交通費になりますか?

【回答】
取引先を飲食店などへ送迎するために負担したタクシー代は、「接待・供応・慰安・贈答その他これらに類するもののために支出するもの」として交際費になります。


 最近、社用でタクシーを利用する機会が減っているように思います。

 特に大手企業では、経費の節減のため可能な限り公共交通機関を使うよう指導し、タクシー使用の条件を厳格に決めている会社が増えているようです。

 繁華街にあふれる客待ちのタクシーを見ているだけでも、厳しい業界の現状がわかるような気がします。


 このタクシーの使用目的は、税務当局も注目します。

 原則的な取り扱いとして、業務に必要な移動手段としてのタクシー使用料であれば旅費交通費などとして損金算入できます。

 しかし、役員が個人的な用事でタクシーを使用した場合の料金は役員給与として扱われ、損金算入が難しくなる場合があります。


 さて、ご相談の取引先と懇親会などを行う際のタクシー代について。

 取引先を飲食店などへ送迎するために負担したタクシー代は、「接待・供応・慰安・贈答その他これらに類するもののために支出するもの」として交際費になります。

 ちなみに、他社が主催する懇親会に自社の従業員や役員を出席させるために使ったタクシー代は、得意先などに対して自社が行う接待のために支出するものではなく、自社の業務のために支出するものであるとされるため、交際費ではなく旅費交通費として損金にできます。
«Prev1Next»