最近は電子申告100%を常に目指しています

税理士の代理申告には申告者本人の電子証明はなくても大丈夫です
しかし税理士本人の電子証明書(ICカード)は欠かせません、それが無いと電子申告を送ることはできないのです。

その電子証明書ですが、ほとんどの税理士は日本税理士連合会(以下日税連という)の電子証明書を使っています。
わたしもその一人です、代理送信だけでなく自分の申告にも日税連のカードを使い続けてきました。
今年の所得税の確定申告も日税連のカードで送信していました。

申告には期限があります、所得税の申告期限は3月15日です。
この日の深夜12時を過ぎたら期限後申告となってしまいます。
期限後申告には無申告加算税という罰が科されてしまいます、これは税理士にとっては絶対避けなければならないことです、というか信用問題ですよね。

今年の3月15日のお昼頃のことです、突如電子証明書が読めなくなってしまいました。 ICカードリーダーという台の上に載せてパソコンに読み込んでもらうのですが、うんともすんとも言わないのです。

冒頭に記載しましたがこれが読み込めないと電子申告はできません、紙で申告するには申告者の押印が必要ですし申告者の管轄の税務署へ提出に行かなければなりません。

残された申告書の件数は5枚でした、「どうしよう・・・」とアセリまくってしまいました。
カードはどこにもキズはありません、見た目ではどこが壊れたのか全然わからないのです、「ICの世界はこわいですね~」

危機管理って良く言いますよね、常にこういうことを想定して対策をしておくことが大切なのですね。
ギリギリの状態に追い込まれて初めて理解したわたしでした。
(さてこの事態をどのように切り抜けたかは・・・次回に・・・)