ままならぬ食事のコントロールをどうするか。

文藝春秋に、「著名人20人わたしの健康食」という特集があった。「やっぱりそうだったのか」と思うことが多かった。

たとえば次の4人の健康食は、野菜抜きには考えられない。

慶應義塾の片山善博さんは、リュックを背負い、有機野菜の買い出しをするそうだ。野菜をふんだんに摂るようになって、みるみるうちに健康になったのが、きっかけという。

婚礼衣装のデザイナーの桂由美さんは、ダイコンおろしをもう20年間も続けているそうだ。野菜を食べなければいけないことはわかっていたが、やがてダイコンおろしに決めた。

もちろんバランスにも気をつけ、肉なども摂るが、忘れないのはダイコンおろしという。

田原総一郎さんは、毎朝「紙パックの野菜ジュース」を飲んでいるそうだ。もちろん無添加で、塩分を控えたものだそうだ。

内閣官房長官の菅義偉さんも、「朝食は野菜料理だけ」という徹底ぶりだ。

話はかわるが、加熱料理がほとんどの現代、温度が50度程度で消滅する酵素、この酵素が足りない人は多い。人間の体には、約2000種の酵素が活躍をしているという。

若いとき活発でも、老化に従い鈍重になるのは、酵素不足によるものだ。

いま紹介した4人は、この酵素不足を野菜の中から摂っているのと同じである。酵素は、肉体の点火プラグと思えばいい。点火プラグの調子が悪いとエンジンだって不調だ。

エスキモーは、鳥獣の心臓を御馳走として真っ先に食べることはご存知の方もいると思う。

人が死ぬときは、酵素はゼロになっていることらしい。