飲食店は店舗の保証金や内装費用など

開業時に多額の資金がかかります。


そのさい、金融機関からの借入を

検討する方も多いようですが、

どのタイミングで相談したらよいのか

分かりにくいようなので

簡単な流れをご紹介します。

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1.会社設立

金融機関からの信用を得たいなら

個人事業よりも法人の方がおススメです。

まずは、会社を設立しましょう。

ちなみに、この時点ではまだ店舗がないので

会社住所は自宅にする方が多いようです。


2.開業届

会社を設立したら、開業届など税務署関連の書類を

先に提出してしまいましょう。


3.物件確保

次に、店舗物件を確保します。

店舗がないと、事業実態がない、と判断されてしまい、

金融機関も相談に乗ってくれません。

なお、店舗物件の仮契約をするさいは

借入が決定した後に本契約とする

「特約」の条項を設けてもらうよう

不動産屋さんに相談しましょう。


4.借入申し込み

店舗が決まったら、最寄りの銀行に

借入の相談をしましょう。

そのさいは、事業計画書や会社の謄本、

店舗の契約書などを持参すると

印象が良いようです。

ちなみに、中小企業の場合は

日本政策金融公庫や地元の信用金庫などの方が

親身に対応(公的制度の提案など)してくれるようです。

なお、ほとんどの場合「信用保証協会」という、

公的な第三者保証機関の保証をつけるようにいわれます。


5.保証協会の現場調査

保証協会の保証をつけると、協会職員の方が現場調査のために

店舗に訪れます。物件が本当に存在するのかを確認するのが

目的なので、内装は未了でも構わないようです。

調査の結果に問題がなければ、借入の仮決定が出ます。


6.内装工事

借入の仮決定が出たら、内装業者に工事を依頼しましょう。

その際、代金の支払いは借入が実行された後になることを

事前に伝えておきましょう。


7.保健所の許認可

内装工事が完了したら保健所に飲食店業の許認可を申請しましょう。

現場調査の後、問題がなければ許認可がおりるようです。


8.借入実行

開業届の提出と保健所の許認可が完了して

問題がなければ借入が実行されます。


9.さいごに

借入のお金が入金されたら、店舗物件の本契約の締結し

保証金や内装工事の代金を支払います。

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上記の流れは、保証協会の方からお聞きした話しで

あくまで一例ですが、初めての方には参考になると思います。


やることがたくさんあって大変ですが

ぜひ頑張ってください!