ここ数日、東海道線や高崎線での

移動が多かったこともあって

グリーン車に乗る機会が重なりました。


あるとき、

空席があるのにデッキに立っている初老の男性を見かけました。

「はは~ん、グリーン料金を払ってないな」とピンときたものの、

まあよくある話かなと思っていたら

発車直後に女性乗務員の方が駆け寄って

「この車両はグリーン料金を支払っていないと乗車できません」

「お支払い頂けないなら一般車両に移動してください」

とピシャリと言い放ちました。

男性は「間違って乗っただけ」、「次で降りる」と言い訳して

ささやかな抵抗をしていましたが、

乗務員の厳しい態度にすぐに白旗をあげて

スゴスゴと一般車両に歩いていきました。


また別のとき、

デッキで若い男性ビジネスマンが携帯で話をしていました。

「うるさいけど座席じゃないし、お互い様だから仕方ないか」なんて思っていたら、

すぐに女性乗務員の方が駆け寄って

「グリーン車はデッキを含めて通話禁止です」

「お客様、通話はお控えください」

と注意していました。

ビジネスマンは電話を切れないのか、なかなか通話をやめませんでしたが

女性スタッフは電話を切るまでずっとビジネスマンの横で注意していました。

ビジネスマンが電話を切った後、女性スタッフは念押しで

「グリーン車はデッキを含めて通話禁止です」と告げて去って行きました。


ルールについては人それぞれ感想があると思いますが、

どんなルールにせよ決めた以上は運用を徹底しないと秩序が守れません。

そのためには、ただ周知して理解を求めるだけでなく

ルールを取り締まる人の毅然とした態度が不可欠なのかもしれませんね。