法人契約のがん保険の
取り扱いが改正される方向のようですね。

生命保険は
法人にとっての節税商品として
利用されることが多いのですが

がん保険も節税に
よくつかわれる商品でした。

がん保険は
保険料が全額損金算入され

中途解約する際の
解約返戻率が結構高いので

実質的には
貯金をしているのに近い形で
所得を圧縮することができました。


ついにこのがん保険にも
メスが入るようです。

今回の改正案では

最初の半分くらいの期間を
前払期間として
その間の保険料は2分の1だけ
損金算入され

残りの2分の1は前払費用のような形で
資産に計上します。

保険期間の後半に入ったら
前払費用に計上してあった金額を
少しずつ損金算入していくという
処理の仕方に変える方向のようです。

気になるのは
いつから変わるのかということと

既に契約済みのがん保険まで
改正後の取り扱いになってしまうのか?
という点ですが

これらはまだ公表されていないため
よくわかりません。

以前に
今回のがん保険とよく似たケースで
逓増定期保険という
節税商品が改正された際は

改正前に契約されたものは
従来通りの取り扱いになりましたが

今回のがん保険については
どうなるんでしょうか?