ある事務所では、財務と税務でソフトメーカーを使い分けておられるとのことです。 おそらく関与先さんの自計化ソフトの関係等事情はあるのでしょうし、よくある話です。 電子申告のお話をきくと、法人税は電子申告で、地方税申告書、決算書等は紙で提出されているそうです。 これには唖然としました。 事務所にとって不効率きわまりないと思いませんか? また受ける税務署にしても管理上かなり手間だと思います。 
 お話をお聞きすると、やはりそのやり方では手間ばかりかかるそうです。 ではなんでやるの?については、税理士会、専用機メーカー等々からの要請にこたえるためとの旨でした。 その専用機メーカーは新聞紙上で「電子申告の80%は当社のソフトで・・・・」という広告主でした。
 そういった使い方は一部の事務所だけなのでしょうが、電子申告をするにあたっては、数字あわせだけでなく利用者全員(役所も事務所も納税者も)が何らかのメリットを享受できるようにすすめていくべきだと思います。
 事務所にとって効率的な電子申告とは、全関与先の全申告書を電子で提出することであり、そのためには事務所内のインフラ整備と体制づくりをすることが急務です。