零細企業にとって負担が大きいのが

「消費税」と「社会保険料」。


例えば「売上1億円、人件費2,000万円、税前利益500万円」の場合、

利益にかかる法人税は【500万円×30%】で納付額150万円。

一方で消費税は【(2,000万円+500万円)×8%】で納付額200万円、

社会保険料は【2,000万円×30%】で納付額600万円となります(いずれも概算)。

ちなみに赤字会社でも、人件費の割合が多いと

消費税や社会保険料は多くなる仕組みとなっています。


本来、消費税や社会保険料の一部は顧客や社員から「預かったお金」。

実際の会社負担額はそれほど大きくないはずですが、

多くの零細企業は預かり金を運転資金等に使っているのが実状。

そのため納付のさいに資金が足りず、

消費税や社会保険料が納付できない会社がたくさんあります。


すでに零細企業を苦しめている「消費税」や「社会保険料」ですが、

今後さらに負担増が見込まれています。

これからの節税対策も「消費税」や「社会保険料」が

中心になるかもしれませんね。