気温が高くなり、食べ物の鮮度により一層気を使わないといけない季節となりました。食中毒を出した場合、最悪、お客様への治療費負担、補償料の支払い、保健所の検査が終わるまで営業自粛や営業停止、従業員への補償、そしてなにより食中毒を出したことによるお店のイメージダウンになってしまいます。
下のグラフのようにこの時期、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ、カンピロバクターなどの菌類が増殖しやすい季節になります。5月~10月は食中毒が多くなる時期なので気をつけましょう!
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もしもお客様から食中毒と言われたら
1.まずは焦らず対処する。
   お客様からの第一声には驚いてしまいますが、この対応がのちにトラブルを大きくする可能性もあります。お客様の勘違いということもありますので、まずは落ち着いて対応するようにしましょう。

2.お客様の体調を配慮し、医師の診断を受けてもらう。
   食中毒かどうかは調べなければ分かりません。食中毒症状は腹痛や下痢・嘔吐といった他の病状でも現れる症状です。そのためお客様の勘違いや思い込みというケースもあります。お客様にはこの場で説明をするのではなく、体調のことを案じた上で医師の診断を受けるように促してください。

3.保健所を恐れず相談する。
自店で食中毒発生かどうかは保健所での調査でないとわかりません。医師の診断結果食中毒であれば保健所に連絡がいきますが、保健所はクレーマーの意見を真に受けて飲食店を一方的に罰するのではなく、指導する立場にあります。衛生管理をきちんとしている自信があればむしろ潔白を証明してくれるはずです。保健所を恐れず、常日頃から担当者と相談をできる関係を築いておくことをお勧めします。

以上のような事態にならないために、普段から手洗い、加熱処理、食品保管への配慮を十二分に行うことはもちろんですが、リスク対策として食中毒保険へ加入しているかを確認しておきましょう!