「業績に直結する改善策を検討したい」「従業員に危機意識をもってほしい」といった

社長のご要望にお応えして「会議で業績を説明する」というサービスを行っています。


おかげ様でいろんな会社の会議に出席してきましたが、業績がよくない会社には

「会議を有効に活用できていない」という共通点があるように感じます。

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1.会議の目的がはっきりしていない

単なる現状報告や意見交換の場なのか、意思決定機関なのか、

出席者の認識がバラバラなので結論がまとまらない。


2.社長の独断場になっている

ほとんど社長が独りで話しているので、他の出席者の発言が少なくなり

議論が活性化しない。


3.建設的な意見が出ない

景気や顧客へのグチ、昔は良かったという思い出話が大半を占めていて

具体策を検討しない。


4.言いっぱなし

改善の方向性までは意見が出るが、具体的にいつまでに何をするのか

誰が担当者なのかを決めない。


5.数字の意識が低い

改善策は具体的だが目標数値が低いため、改善策を実行しても

業績に対する貢献度が低くなる。
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私が会議に同席したときは、単に業績を説明するだけでなく

上記の問題点を少しずつ修正することを心がけています。


地道な取組みですが3か月も続けると、出席者の発言が徐々に増えたり

議論をまとめる人が出てきたり、といった効果が出てきます。


中には、販売価格を大胆に見直したり、仕入価格の引下げ交渉を始めるといった、

経営方針に影響を与えるような結論が出る会社もあります。


通常業務に追われると会議を軽視してしまいがちですが

問題点を改めれば、きっと意義のある場になるはずです!