2012年 6月の記事一覧

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12年06月27日 14時48分11秒
Posted by: arimitsu
父は30億円の損害賠償請求をうけていたが、判決前に死亡しました。30億円は債務として、相続税の債務控除の申告はできますか?(実例)

出来ません。
相続開始日現在、損害賠償責任は生じていないので「債務」は存在せず、債務控除の申告は出来ません。
 あとで、判決が出ると損害賠償責任が確定し、その損害賠償金を支払った場合は、債務控除の対象となり、「更正の請求」を提出することになります。

これと違って、株式の先物取引やFX取引で、相続日現在評価損がある場合は時価で申告することになります。異論があるようですが、私はそう思います。
12年06月26日 16時20分32秒
Posted by: arimitsu
①自社の創業から、今日までの沿革をよく知っておく必要がある。
 自社の社風・体質がどのようにして出来上がったのか、自分なりに理解しておくことが 必要だと思う。

②業界がどのように変遷し、自社がどのような判断をして、どのような経営をしてきたか
 先代の素晴らしさを知っておく必要がある。

③自社の商品力・販売力・財務力・製造能力を知り、何が長所で何が短所かを知ること。

④今、どのような時代か、今後どのように環境が変化するか。どうすれば自社が発展する ことが出来るか。どうなれば自社は倒産するか

を考えておくことが必要だと思う。
12年06月22日 10時51分23秒
Posted by: arimitsu
①平成24年7月~平成24年12月
 後継者に、社長業の引継ぎの心がけや考え方を指導する。
②平成25年1月~平成25年12月
 後継者を中心として、会社の中期3年計画(又は5年計画)を作成する。
③平成26年1月~平成27年6月
 後継者を代表取締役社長として、事業計画を実行してもらう。
 先代も代表取締役に残るが口出しはしない。(共同代表となる)
④平成27年6月
 先代が代表取締役を退任し、会長となる。
 後継者が単独で代表取締役となる。

先代の給与と退職金
 ①現在月額給与が50万円の場合、平成25年から月額100万円にする。
 ②平成27年6月、退職金1億円を支給する。(分割払いでも良い)
  会社は損金算入が認められます。社長個人の所得税住民税は約1100万円です。
 ③平成27年7月から、月額給与を8万円にする。
  これは、年金を満額受け取るためです。(正確には総標準月額+月額=48万円)

会社の株式の譲渡
 平成27年6月の日を含む年度の翌年に、会社の株式を後継者に売却する。
 退職金1億円の経費算入で株価が0円になる場合が多く、1円で売却する。
12年06月21日 11時08分53秒
Posted by: arimitsu
後継者が決まったら、1年半の期間をかけて引き継ぎの準備をお願いすることが多いのですが、経営者としての自覚を持ってもらうことと、ある程度の実力がないと、社員や取引先に迷惑をかけることになるからです。

会社の方針・商品政策・販促政策・販売チャネル等・中期的にも短期的にも社内や取引先に伝えることが必要です。
何を考えて・どうしようとしているのかを伝えないとついてこれないからです。
実行力があることも伝える必要があります。

また、早い目に事業承継すると、万が一、後継者が失敗することがあっても、先代に影響力があるうちだと、先代が出て行って、解決したり、謝ったりすると、修復することが出来る場合が多い。
先代に力があるうちに事業承継したほうがいいと思っています。
12年06月20日 10時57分45秒
Posted by: arimitsu
戦後、事業を興し、頑張ってきた世代の交代期が来ています。

先代に対して思うこと
①2代目さんは、うまくやっても初代のおかげ、業績が悪ければ出来の悪い2代目の責任 といわれます。2代目を批判するのでなく、育てる・共に作り上げる・後ろから支える
 という姿勢が必要です。今日、親の仕事を継いでくれる子供は少ないのです。
②高度成長期に、競争をして勝ち抜いてきた自負がありますが、世の中が大きく変わり、
 今までのやりかた、考えではうまくいかないことはわかっているが、どう対応したらよ いのかわからない人が多い。
③先代から見ると、2代目は頼りなく見えます。先代はゼロからスタートし、少しづつ大 きくなります。経営者としての器もすこしづつ大きくなってきたのです。
 2代目は先代の作った器をいきなり引き継ぎます。多少の頼りなさは辛抱して、時間を かけて見てあげてください。

承継者に対して思うこと
①時代を捉える目、世の中の情勢に敏感で、どう対応したらよいかのアイデアもあるが
 自信がなく、実行できない人が多い。
②2代目経営者は、周りの人みんなが、どの程度の能力があるのか注目して見ています。
 従って、幹部社員が30年かかって覚えたことを、10年でやってみせる、という心構 えを前面に出して仕事をして下さい。
③2代目さんが、絶対に心がけなければならないことがあります。
 「親の悪口は絶対に言わない」ことです。
 これは必ず守ってください。これをやると、社員・取引先・銀行等から低い評価を受け
 経営者として失格の烙印を押されます。
12年06月19日 11時39分02秒
Posted by: arimitsu
父親が、自己が死亡したときは長男に死亡保険金を給付する。という保険契約をしていました。
 (保険契約者・保険料支払い者は父親。死亡保険金の受取人は長男という契約)

この度、父親が死亡したが、私(長男)は、後妻さんとあまり気があわず、財産もあまりないので相続放棄しました。

それでもこの保険金3000万円は、保険会社に請求できますか?

請求できます。
生命保険金は相続財産ではありません。従って、上記のような契約の保険金であれば、
相続放棄をしていても請求できますし、受け取れます。

相続税では、相続財産と「みなし」て相続税の計算・申告をします。
12年06月14日 11時12分46秒
Posted by: arimitsu
「贈与は当事者の一方が、自己の財産を無償で相手方に与える意思を表示し、相手方が受諾をすることによって、その効力を生ずる。」(民549条)
 贈与の意思表示と受贈の一致で成立します。

①贈与契約書を作りましょう。
 口頭でも贈与は成立しますが、文書にしておくことをお勧めします。日付・贈与者氏  名・受贈者氏名・贈与対象物・価額等を記入しておくと後々助かります。
②贈与の実行。
 預金であれば振込みをする。不動産は名義変更登記。株式であれば名義変更請求等。
③受贈者の管理支配。
 受贈者は自分で、預金通帳・カード・印鑑・証書は管理保管する。
④受贈者が使用収益権を確保する。
 貰った人が、自由に使用・処分していること。
⑤贈与税の申告をしておく。
 現在は、110万円まで非課税なので、それまでは申告義務はありません。120万円 を贈与して、1万円の贈与税を払う人も多くいます。

これだけは知っておきたい、連年贈与
 毎年、同一の金額を継続して贈与すると、税務署は「連年贈与」とみなして、各年の合 計額を初年度に贈与があったものとみなして、多額の贈与税を課税することがありま  す。注意して下さい。
12年06月12日 11時19分54秒
Posted by: arimitsu
被相続人は、5年前から認知症となり継続入院していました。
発症後、妻が被相続人(夫)の預金を管理していました。
妻は、当初は療養費等と夫婦の生活費に充当していたが、看病疲れもあり、「買い物依存症」となり、高額着物等ハッキリ判明するものだけでも5000万円は、妻の欲求を充足する目的のために費消されていました。(実例です)

相続税の申告はどうなりますか?

妻が引き出した預金のうち、妻が個人的に費消した金額は、妻が被相続人(夫)から経済的利益を得たものとして、相続開始前3年以内の贈与と認定するのが相当である。と判決が出ました。
つまり、相続時の相続財産に5000万円を加算した金額が相続財産となり、5000万円は妻が相続したものとして申告します。

世の奥様方、心して下さい。
12年06月11日 14時34分28秒
Posted by: arimitsu
この制度は、お金をあまり使わないシニア層が資産の多くを保有しており、お金が沢山欲しいその子供達に、お金を無税で移し、沢山使ってもらうことにより、世の中の景気の上昇に役立たせることを狙ったものだといわれる。

私のところにも、この制度の質問や、実施の相談が増えている。

税金面では、プラス面とマイナス面があり、ていねいに説明するが、相談者の多くはこの制度を使って、贈与を実施します。

その理由は、本来の趣旨とは違い、相続の遺産分割でもめることが予想されるため、この財産だけは是非欲しいので、親を説得してこの制度を利用して贈与を受けておくのである。

相続での争いごとに不安があるのでしょうね。
12年06月05日 18時08分46秒
Posted by: arimitsu
父は、事業を興し、それなりの財を築き、子供3人もそれぞれ独立しています。
 母が死亡後、父は若い女性を嫁にもらいました(入籍済)。

父は入籍後2ケ月で死亡しました。聞くところによると、後妻さんは法定相続分は半分だそうです。せめて3年以上夫婦であったら、納得するかもしれないが、やりきれない気持ちです。相続財産を渡さない方法はありますか?

ありません。
法定相続分も遺留分も婚姻期間の長短とは関係ありません。

最近、こういう相談が増えています。
入籍後、毎日銭勘定をしていたとか、いろいろ悪口を聞かされますが、お父様が残された財産ですから、お父様が納得されているのですから良いじゃあないですか。
としか言いようがありません。
12年06月02日 17時12分18秒
Posted by: arimitsu
被相続人の子は相続人となる。その子が被相続人の相続時に死亡している場合はその子(孫)が代襲して相続人になる。

では、いつから子となるのか、出生による。当たり前です。胎児も相続については「既に生まれたもの」とみなして相続人となる。(死体で生まれたときは適用はない)(民886条)

凍結保存した夫の精子を使って、夫の死亡後に体外受精して子供を出産した場合は相続はどうなるの?
いつか、テレビの番組で放映していた記憶があるので、知っている人も多いかもしれない。
DNA鑑定は親子です。裁判で争った例があります。

結論。親子関係は認められません。
社会的な混乱を招かないためだろうと思います。
事実やなにが正しいかよりは、世の中の制度を守るのが法律だからでしょう。
12年06月01日 16時55分13秒
Posted by: arimitsu
「10年前、娘がオーストラリアへ留学しました。大学在学中は連絡がありましたが、
 卒業後は、現地で就職すると言ってきて、その後連絡がありません。」と言う相談です。

もし、相続があった場合は、実務上「納税代理人」を立てて分割・申告をすることになるでしょうね。

もし、いつまでも連絡がなく、所在不明のときは、法律上は7年間の所在不明で失踪宣告を受け、死亡とみなされます。
が、実際上、失踪宣告を受けるなんてことはまずありませんので(東日本大震災は認定死亡)、戸籍は所在不明で100歳の者は職権で抹消できることになっています。500歳まで戸籍が残ることはまずありません。

オーストラリアのように、贈与税がかからないからといって、留学中の子供に2000万円くらいの贈与をすることがあるが、子供のために良いのかどうか考える必要がありそうですね。
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