2010年 4月の記事一覧

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10年04月27日 11時55分37秒
Posted by: izumikaikei
【質問】
3月決算を迎えましたが、売上を違う年度に計上する「期ズレ」で税務調査が入りやすい、という噂を耳にしました。
何か気をつけるポイントがあれば教えてください。

【回答】
収益計上するのは、原則として商品の引渡し日や役務を提供した日になります。建築の請負の場合は、工事の種類や性質、契約内容から合理的な日に計上します。
単純ミスで、修正申告になる可能性もあるため、十分にチェックしてください。



 決算にあたり注意を必要とするのが、本来計上すべき事業年度と違う年度に売上や費用を計上してしまう、いわゆる「期ズレ」です。

 たとえば請求書の締め日が月末ではない場合、決算月末までの売上を翌期に計上してしまうのはよくあるミスです。

 ケアレスミスで起こってしまうことが多いですが、意図的に帳簿操作を行うような悪質なケースも多いことから、税務調査の対象となりやすい、といえます。


 収益計上をするのは原則として商品の引渡し日や役務を提供した日。商品の「引渡し」となる時期は、

(1)出荷日
(2)相手方による検収日
(3)販売数量を確認した日
(4)そのほか契約で販売日として認められる日

・・・などから選ぶことができますが、その計上基準は継続して採用しなければなりません。


 建築の請負にかかる収益などは判断に迷うケースが多いですが、
(1)作業を結了した日
(2)相手方の受入場所へ搬入した日
(3)相手方が検収を完了した日
(4)相手方において使用収益ができることとなった日

・・・など、工事の種類や性質、契約内容などから合理的と認められる日に計上します。


 ただし、
「同種の工事を多量に請け負うなどの場合で、引渡し量に従い代金を収入する」
「1 個の建設工事であっても、一部を引き渡した都度その割合に応じて代金を収入する」
といった契約や慣習がある場合は、各支払い時期によることと定められています。


 単純なミスで修正申告とならないよう、期ズレについてはしっかりとチェックしておきたいところです。

 税理士等ともよくご相談なさることをオススメいたします。


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10年04月21日 16時24分20秒
Posted by: izumikaikei
【質問】
古くからの取引先が倒産しました。この企業には、昔からのよしみでお金を貸し付けていたのですが、戻ってきそうにありません。
損失として計上することはできるのでしょうか。

【回答】
取引先の経営状況が芳しくなく、売掛金や、貸付金などの金銭債権について一定の事実が生じたときは「貸倒損失」として損金の額に算入できます。
売掛金などの売上債権と貸付金などの金銭債権では、取り扱いが少し異なります。



 自力再建の道を諦めた企業が会社更生法のお世話になると、取引先の企業もとばっちりを受けます。

 たとえば会社更生法の適用を受けて経営再建中の日本航空の場合、主要取引先6社の損失が約950 億円!にも上るといいます。


 取引先の経営状況が芳しくなく、売掛金や、貸付金などの金銭債権について一定の事実が生じた場合、「貸倒損失」として損金の額に算入することができます。


 まず、金銭債権が切り捨てられた場合、貸倒損失を計上することができます。
 具体的には、

(1)会社更生法、会社法、民事再生法などの規定により切り捨てられる金額

(2)法令の規定による整理手続によらない債権者集会の協議決定および行政機関などのあっせんによる協議で、合理的基準で切り捨てられる金額

(3)債務者の債務超過状態が相当期間継続し、金銭債権の弁済を受けることができない場合に、債務者に対し書面で明らかにした債務免除額

 これらは、生じた事業年度の損金に算入できます。


 場合によっては、金銭債権の全額が回収不能となることもあります。

 その場合、全額が回収できないと明らかになった事業年度に、貸倒れとして損金経理することができます。 

 ただし担保物があると、処分後でないと損金経理できません。
 保証債務は、現実に履行した後でなければ貸倒れの対象になりません。


 また、売掛債権(貸付金など除く)について、

(1)債務者の支払能力悪化などで取引を停止した場合、取引停止時と最後の弁済時などのうち最も遅い時から1年以上経過したとき(その売掛債権に担保物のある場合は除く)

(2)同一地域の債務者に対する売掛債権の総額が取立費用より少なく、支払を督促しても弁済がない

 ・・・といった事実があれば、その売掛債権額から備忘価額を引いた残額を貸倒れとして損金経理できます。
10年04月06日 18時41分12秒
Posted by: izumikaikei
 「オススメ展?オススメ店の変換ミス?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
 今日ご紹介するのはオススメの展覧会です。

 先日、事務所スタッフと一緒に「第63回 示現会展」を見てきました。
 示現会(しげんかい)という洋画家団体が主催する展覧会で油絵・水彩画・版画など、80点くらいが展示されていました。


 素人目にまず驚くのは、作品の大きさ!
 大人の身長くらいありそうな作品がそこかしこにあります。
 美術展の会場の大きさと、作品の大きさの迫力は圧倒的で、会場に足を踏み入れた瞬間から感動しました。


 こうした大きな作品は、構想が固まると、一気に描くそうです。
(一気に、といっても、2-3ケ月の作業になることも多いのだとか)

 油絵や水彩画の場合、大きな作品は脚立に登って!絵筆をとるそうです。
 絵を描くというと優雅な感じがしますが、多くの時間と大変な作業(重労働?!)を経て完成するものなのですね。

 また大きな絵は、搬出も大変な作業で、斜めにして傷つけないように運搬するようです。
 さらに、傷をつけないためにベランダの枠も外して搬出するとか?!

 どの作品もすばらしいものばかりです。

 美術の才能は、

 天性の感覚、他人にない感性、日常生活でものを見る力、感じる力・・・・

 といった、他人とは一味違う才能と、他人と競い合い成長し続ける努力の上に成り立つものなのでしょうか。

 そんなことを感じました。


 会期は4月12日(月)まで。国立新美術館にて。
 入館時間は10時~18時(最終日は15時閉会)ですが、9日(金)は20時まで入館できるそうです。いずれも閉館時間30分前までに入場してください。

 入場料は700円でした。


 すぐ近くの東京ミッドタウンは桜が花盛り。
 桜もいいけれど、少し足をのばして素敵な美術をゆっくり眺めるのもいいものですよ!
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