私は高校から大学を通して演劇活動に携わってきた。

運動部と異なり認知度が高いわけでもなく、どんな活動をしているのか知らない方も多いと思うが、部活としての演劇はその他の部活と同様に大会を目指して日々活動している。地区大会に10校程度が集まり、審査によって2~3校が県大会・関東大会と勝ち進んでいく。これもまた認知度が低いが、全国大会まで勝ち進み、上位4校に入賞すれば、国立劇場での公演とNHKでの放送が行われる。
演劇強豪校ともなれば練習は非常にハードで、運動部以上のトレーニングと練習量を課しているところもざらにあり、校内の運動会で演劇部が上位を占めることも多々あるそうだ。

演劇はTVでのドラマと違い、劇場で生の声を観客に届ける場合がほとんど。ミュージカルでの例外などもたまにあるが、小さな体育館であろうと1000人以上収容するホールであろうと、声を一番後ろの席まで飛ばさなければいけない。
そうした条件から、演劇特有の演技の難しさとして「元気のない声」が挙げられる。大きな声を聞けば、聞く側は元気を感じ取ってしまうものであるし、演じる側としても悲しい感情や元気のない感情を大きな声で出すことは非常に難しい。

前置きが長くなってしまったが、この現象は日常生活においてもしっかりあてはまる。
元気を出したい、相手に元気を伝えたい場合、大きな声を出せば自然と元気な声に聞こえるし、元気な声になってしまうのだ。
当事務所はお客様に元気になって頂ける会計をモットーとしている。大きな声で、お客様に元気を届けられるよう、更に意識して業務に取り組んでいきたい。


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