国税総合管理(KSK)システムは、税の申告及び納付事績、各種の情報を入力することにより、国税債権などを一元的に管理するとともに、これらを分析して税務調査や滞納整理に活用することを目的とした税務行政事務の基盤システムです。

 財務省は「予算編成等の在り方の改革について」に基づき、予算執行の適切性及び透明性の確保並びに効率性の向上を図るため「財務省予算監視・効率化チーム」を設置し、これに基づき行政事業レビューを行っていますが、国税関係では「広報活動経費」、「国税電子申告・納税システム」、「国税総合管理(KSK)システム」、「集中電話催告システム」を公表しました。
 国税庁の広報活動経費は、「納税者に自発的かつ適正に申告・納税していただくため、申告・納税に関する法令解釈や事務手続きなどについて、分かりやすく的確な周知・広報を行う」ものです。
 点検結果は、「広報広聴施策の実施に当たっては、引き続き、納税者のニーズや施策の必要性・効果を検証し、効果の高い媒体、手段等への『選択と集中』を行い、限られた予算の中で効果的・効率的な後方に努める」としました。

(後編へつづく)

(注意)
 上記の記載内容は、平成24年8月1日現在の情報に基づいて記載しております。
 今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。