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         セコム創業者  飯田 亮氏
        独創型、困難突破人、社会還元派
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    セコムが遠隔監システムを開始して40年を超える、
    その利用者は100件を突破しているという。
    治安に対する不安からくるのか、ここ最近増えているらしい。
    「ロボット警備」なるものも登場して、
    SFさながら「○○警備隊」が登場するのも、
    夢ではない時代がやってくる。

 ▲ 「独創的発想」が実を結ぶ喜び
 
  飯田氏が警備業を日本で最初にはじめたのが62年のこと。
 世の中では会社の警備は自前でするのがあたりまえ、
 社員の宿直や警備社員で盗難に備えていました。
 
 「電話帳に載っていないような商売はダメだ」と父親に勘当されてまでも、
 はじめた警備業でありましたが、その結果は泣かず飛ばず、
 初年度の契約はたった一件だけでした。
 未知なことには困難なこともたくさん、そのかわり最初の者でしか
 味わえないチャンスもたくさん巡ってくるのです。
 
 警備会社を設立しようにも元手に困っていたところ、
 案内の手紙を送ったヨーロッパの警備業の団体の会長から、
 運よく出資を受けられ、開業にこぎつけることが出来たのです。
 
 開業2年目には、意外にも東京オリンピックの選手村を警備する話が
 持ち込まれました。
 ピーク時には100人近い社員を派遣し、マスコミにも取り上げられ
 イメージアップに繋がったのです。
 
 なんといっても知名度が上がったのは、テレビドラマのモデルとして
 取り上げられたことでした。
 そのドラマの名前は「ザ・ガードマン」、番組は7年近く続いた番組となり
 「ガードマン」という職業も認められるようになったのです。
 
 ▲ “ヒジョーシキ”なビジネス
 
 日本で初めての警備会社、電話回線を使った遠隔監視システムの導入、
 第二電電(現在のKDDI)の設立に参画、医療事業へ進出。
 飯田氏は常に未知なものに挑戦しています。
 
 当然の事ながら、全てがうまくいくはずも無く、失敗することもあります。
 日本は様々な分野で規制が働いていて、その規制が緩和されるまで
 時期を待たないといけないこともあります。
 
 「世間でまかり通っている慣習とか常識とかには、
 ずいぶん不合理なものが多い」
 また、常識を疑って考えることも大切です。
 彼は顧客との契約方法で、今までの商売には無い前金制を採用したのです。
 また、遠隔監視システムでは警備機器を販売せず
 レンタルすることに決めました。
 
 事業を起こすとき、周りがどんなに有望だといっても、否定して疑ってみる。
 世の中は儲けられることより、損することが多いのです。
 新規事業がどれだけ損に耐えられるか計算できていれば、後は安全なのです。


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