西松事件以後、麻生政権の支持率にも変化の兆しが見え始めたようだ。

どの道、9月までには解散総選挙を行う必要性があることもあってか、
自民党はこれを好機と見て、5月解散総選挙に踏み切ったとも聞く。

私は別段、政治に熱心な方ではないのだが、民主党の小沢代表の進退
には非常に関心を持っている。

田中角栄の愛弟子として、自民党の幹事長も歴任され、その気になれば
何時でも総理大臣になれたにもかかわらず、当時は総理大臣の椅子を
選ばれなかった。

その後、こんな波乱万丈な政治人生になるとは思っておられなかったかも
しれないが、ご自身が表明されている通り、自身の最大の政治使命は
「政権交代の実現」と思っておられることは間違いないだろう。

そんな小沢代表が西松事件でつまづいた。
大一番を前に、きっと大誤算だったに違いない。

小沢代表と検察とは、古くはロッキード事件や金丸事件以来の確執とも聞く。

小沢代表が辞任した方が、今回の総選挙の勝率は高まるとも聞くだけに、
今後の小沢代表の決断が興味深い。

確執か、名誉か、それとも奇策か?

近い将来、その答えはわかる。