厚生労働省は2009年賃金統計調査で働き盛りの35-44歳の世代で平均賃金が大幅に減少したと発表した。最も年齢階級で減少幅が大きかったのは35-39歳の正社員で、前年比3.4%減の31万600円だった。次いで、減少幅が大きかったのは、40-44歳での3.1%減(35万3100円)。全正社員の平均賃金は1.9%減の31万400円で、3年連続の減少となる。世界的な景気低迷を背景に人件費抑制の動きが強まり、なかでも働き盛り世代にシワ寄せが及んでいるものとみられる。