「税務署や金融機関に行く必要がないから」がトップ!



 e-Tax(国税電子申告・納税システム)は、年々利用者を増やしているとのことですが、国税庁が2011年2月から5月にかけて実施しました「e-Taxの利用に関するアンケート」結果(有効回答数5万8,028件)によりますと、利用しようと思った理由(複数回答可能)は、「税務署や金融機関に行く必要がないから」と答えた人が全体の76.9%と最も多く、次いで「税務署の閉庁時間でも申告書等の提出(送信)ができるから」が62.5%となりました。

 その他では、「ペーパレス化が図られるから」が55.1%、「パソコン(インターネット)を有効活用したいから」が48.7%、「書面での手続きに比べ負担(感)が軽減されるから」が47.4%となりました。
 「電子証明書等特別控除制度(最高5千円の特別控除)を受けることができるから」は36.3%、「e-Taxで還付申告した場合、還付処理が早いから」は35.4%となり、意外にもe-Tax利用でよく言われるメリットの占める割合は少ない結果となりました。

(後編へつづく)

(注意)
 上記の記載内容は、平成23年12月5日現在の情報に基づいて記載しております。
 今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。