部下や現場の方々に責任感を持ってもらうためには

「主体的に取り組んでもらう」ことが大切です。

そのためには頭ごなしに命令せずに、なるべく

自分で考えて行動してもらうことが理想的です。

ところが自分で考えてもらうといっても、

あいまいな指示だけ出して放任してしまうと

思わぬ結果を招いてしまう可能性もあります。

そうしたトラブルを防ぐためには

「目的」や「正しい状態」や「制約条件」を予め伝えておかなければいけません。


例えば、倉庫の整理整頓を指示するのであれば、

「何のために整理するのか」、

「整理された状態とはどういう状態か」ということや

「整理するためにしてはいけないことは何か(置き場所や予算の制限など)」

といったことを事前に説明したうえで、

具体的な対策は自分で考えてもらう、

といった指示の出し方をするのがよいようです。


「部下や現場が言うことを聞かない!」と声を荒げるのではなく、

指示を出す側が、よく考えて丁寧に伝える、ことを心掛けないと

いけないのかもしれませんね。