元国会議員の先生の講演を聴く機会がありました。

メインテーマはTPPでしたが

農業分野についてさまざまなお話しがありました。


個人的に面白いと感じたのはオランダの農業でした。

オランダは、国土が九州ほどの面積しかなく、

土壌や気候もあまり恵まれていないにもかかわらず

世界有数の農産物輸出国だそうです。


不利な条件のなかで成功した秘訣は

自国の風土に適した品種に絞り、

皆で集中して同じ農産物をつくった点にある、

とのことでした。

逆に日本は何でもつくれるので、

かえってまとまりがとれないそうです。


「なんでもかんでも作れない」はかえって強み、

「なんでもかんでも作れる」はかえって弱み、

との言葉が印象的でした。

商売も似たようなところがあるかもしれませんね。