以前、古本屋で

徳間書店の「孫子・呉子(昭和40年刊)」

という本を買ったところ

ページの空いたスペースに

「私は”キツツキ戦術”をよく用いる。」から始まる

10行の手書きメモが書いてありました。


気になったので調べてみると

「啄木鳥戦法」というのは

武田信玄の重臣山本勘助が

上杉軍との戦いで立てた作戦だそうで、

山上に布陣する敵軍に別働隊で攻撃し、

勝敗が決まって敵軍が山から下りたところを

待ち伏せした本隊で殲滅する、という戦い方だそうです。


木の幹をくちばしでたたき、

虫が驚いて出てきたところを捕まえる、

というキツツキの習性に似ているので

この名前になったそうです。


誰がどんな目的で書いたか分かりませんが、

こういうメモを見ると

本というのはヒトからヒトへ

知識を承継するツールなんだなあと

つくづく感じますね。