社歴の長い中小企業で

問題となるのが"事業承継"。


創業者からご子息に

権限を移譲するにあたっては

税務(保有株式の贈与など)、

人事(古参社員の処遇など)、

信用(銀行や取引先への影響など)、

心情(創業者が潔く身を退けるかなど)

様々な影響を考慮して

慎重に進める必要があります。


そんな中で意外と盲点になるのが

"経理の嫁姑問題"。


中小企業といえば

創業者の奥様が経理担当として

会社を支えるのが定番。

二代目社長に代わったら

同じようにお嫁さんが経理業務を

引き継ぐのがベストですが

なかなかうまくいきません。


そもそも二代目社長と違って

お嫁さんは経営者一家に

生まれ育ったわけでありません。

会社経営がどんなものかも分からず

"あまりかかわりたくない"

というのが本音のようです。


さらに

"数字や簿記会計が苦手"

"義母と仕事をするのがイヤだ"

という問題もあるのか

経理の引き継ぎはなかなか進まず、

二代目社長になっても

経理は母親のまま、

というケースが多いようです。


事業承継を考えるときは

父と子だけで決めないで

奥様やお嫁さんとも

よく話し合うことが大事ですね。