10月12日に北九州市立美術館に行ってきました。「中山忠彦 永遠の女神展」を見るためです。中山氏のトークとサイン会があったので当然に参加したのだが、話をきいただけで一流の画家になる人は違うなと感じました。技術もすごく、服飾の光具合やレースの細かい部分など日本が世界に誇れる画家の一人ではないかと思います。ただ同じ福岡出身の織田広喜氏等は常設美術館をもっているにもかかわらず、北九州市出身の中山氏は美術館どころか、市は一枚も絵を持っていない(たぶん)ようなのです。たしかに中山氏の絵は高いのですが、ホテル日航福岡など美術館以外の所でも所持しているのですから、「客寄せパンダの外国の絵」でないものも購入する必要があるのではないでしょうか。それが「文化の砂漠」といわれる北九州市から脱却するための一つともいえます。よそに常設美術館を作られる前に北九州市も検討してみませんか。