『闇の子供たち』という映画を見に行ってきました。この映画は、梁石日の小説を原作として映画化したものです。出演者は江口洋介や宮崎あおい、妻夫木聡等で、有名な俳優陣が出ているのですが、ほとんど知られていません。内容はタイで行われている、臓器移植を目的とした幼い子供たちの人身売買や幼児売買春を描いた社会派の作品です。あまり上映されていない作品でしたが、最近上映館が増えてきました。内容はあくまでフィクションなのでしようが、ノンフィクションのように作られている作品です。どこまで本当かわかりませんが、現実に日本人の幼児買春などが報道されるので、すべてが嘘というわけではないでしょう。後ろに座った女性はづっと泣いていました。心臓移植など疑問がないわけではありませんし、後味の悪い作品ですが、今後の日本人の倫理観を考えるためにも一度見てみる必要がある作品です。