国税庁



(前編からのつづき)

 公益法人等については、税の優遇措置が設けられており、社会的関心も高いことなどから、国税庁では、事業規模が大きいなど調査必要度が高い法人を中心に、的確かつ効率的な調査に取り組んでおります。
 その結果、事業規模が大きい法人に対する調査件数は591件となっており、実地調査件数1,361件全体の約43%を占め、収益事業に係る収入計上漏れなど、申告漏れ所得金額は135億円となっております。

 調査事例をみますと、書籍に販売による収入を除外していた学校法人のケースがありました。同法人について調査を実施したところ、書籍の販売により得た現金収入を除外し、除外した現金は事務所内の金庫に現金管理されていたほか、理事長の個人的な費用に充てられていました。
 なお、2009事務年度における公益法人等の法人税の処理件数は、前年度から0.4%増とほぼ横ばいの3万3,123件でした。
 内訳は、「宗教法人」が1万3,021件(前年度比0.1%増)、「財団・社団法人」が1万1,153件(同1.4%減)、「社会福祉法人」が1,503件(同6.6%増)、「学校法人」が2,094件(同1.9%増)などとなっております。

(注意)
 上記の記載内容は、平成23年7月14日現在の情報に基づいて記載しております。
 今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。