(前編からのつづき)

 また、所得税申告者のうち、株式等譲渡所得の申告者は前年に比べ1.5%減の98万人4千人と3年連続で減少しましたが、うち所得金額がある人は同8.8%増の22万9千人、所得金額は同28.8%増の1兆4,306億円とともに増加に転じました。
 これらの株式等譲渡所得の申告者を除く土地等の譲渡申告者は同6.4%増の42万9千人、うち所得金額がある人は同8.6%増の26万人、所得金額は同9.5%増の3兆562億円と、いずれも3年連続で前年を上回っております。

 一方、贈与税の申告状況によりますと、暦年課税を適用した申告者は前年に比べ3.2%増の39万1千人、うち納税額がある人は同6.9%増の28万9千人、その納税額は同6.4%減の1,149億円と減少し、1人当たりの納税額は同12.5%減の40万円となりました。
 相続時精算課税制度に係る申告者は同6.1%減の4万6千人、うち納税額があった人は同5.7%減の3千人、申告納税額は同15.3%減の162億円で、1人当たりの納税額は同10.1%減の539万円となりました。

(注意)
 上記の記載内容は、平成25年9月5日現在の情報に基づいて記載しております。
 今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。