競馬場の馬場状態には、

水分を含んだ量に応じて

良、やや重、重、不良

の4段階があります。

水分が一番少ないのが良、

水分が一番多いのが不良、

となります。


天気や気温に応じて馬場状態が

変化することはよくあって、例えば

雨が激しくなって、重→不良に変わったら「悪化」、

気温が上がって、やや重→良に変わったら「回復」、

というのが一般的です。


自分もそれが当たり前だと思っていましたが、

先日、ある実況アナウンサーの方に

「含水率が少なくなった変化を伝えるなら

"回復"という表現は本来はふさわしくない。

"乾いてきた"という表現の方がふさわしくないか」

との指摘をされました。


改めて考えると確かにおっしゃるとおりで

納得を通り越して思わず感心してしまいました。

さすが実況(=状況を正しく伝える)のプロは、

目の付けどころがするどいですね。