昨年の暮頃から、事務所の皆が使用しているノートパソコンが次から次へと故障しています。まるで、宮崎県で猛威を奮っている家畜の伝染病、口蹄疫のように事務所のノートパソコンに故障病が伝染しています。故障したら修理して使う時代ではなく、故障イコール旧モデルから最新モデルへの切り替え時のシグナルであり、買い替えが必要になります。だから毎月のように1台、時に2台と買い替えています。全員が1人1台ノートパソコンを携帯して仕事をするようになり、それもほぼ同時期に購入しているので、故障のタイミングが重なるのはやむを得ないと言えばやむを得ないのですが、この不景気に出るお金はバカになりません。皆からは、1台30万円以下なので経費になりますからと言われますが(そんな事は皆に言われなくとも、私も知っています)、出金は出金、お金は自然に湧いて来る訳ではありません。仕事に必要で活きた支出であれば経費ですが、そうでないのならただの無駄使い、損失になります。
 ノートパソコンを新たに買っても、当然のことながら、ハードだけでは仕事になりません。仕事に使えるよう事務所で使用している会計事務所専用の会計ソフトのライセンスも乗せ替える必要があり、それも別料金です。とかくこの世は何事もお金ばかり・・・。
 さて、何とかハードもソフトも揃え、万全の体勢を整えたとしても、それはあくまでも道具の話しです。道具を活かすも殺すも使う人次第です。道具だけ新しくなっても、ボンクラが使えば結果もボンクラ、ミスがなくなる訳ではありません。道具は買い替えられても、頭の中味までは取り替えられません。支出に見合う投資効果は期待できません。今の時代、パソコンがなければ仕事になりませんが、私より前の時代の人はソロバン、私の時代は電卓、道具も日々進化しています。私の経験では、ソロバン依存症や、電卓依存症という人は見たことがありませんが、パソコン依存症の人は時々見かけます。パソコン依存症の人の特徴は、自分のパソコンにかじりついたまま、誰にも質問せず、何も確認せず、誰からも干渉されず干渉せず、自分の世界に閉じこもったまま仕事をしようとします。自己完結型の世界に住んでいます。そんな仕事では、せっかくの仕事に血が通いません。血が通ってこそ、本当の仕事です。血が通ったプロの仕事を目指したいものです。

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