昨年の今日8月23日に、日本で公開された映画です。
裁判員制度がスタートした現在に、是非お勧めする作品です。
1957年製の映画ですが、昨年リニューアルされた作品です。
可児市アーラの企画で、3種類の見比べ企画として、9月に三谷幸喜の映画「12人の優しい日本人」、10月に演劇 「12人の怒れる男」が予定されています。

感想は、「表面に流されなくて、深く考えることが重要である」というのが教訓です。
この映画の冒頭は、裁判にあまり関心を示さず早く陪審員の仕事を片づけようとして、評決をしていました。
しかし、1人の反対意見を発端として、徐々に12人全員へ、もっとよく考えることが必要であるとの認識が、各人へ浸透していくストーリーです。
そして、12人の様々な人生経験と考え方の相違がある中で、人の話をよく聞いて、意見集約して、逆転評決する。最後にもっと深い将来予測も提起されて皆が考え込む。・・・・
以前、TV番組にあった、「深いい話」を思い出しました。

現代社会も、政治や経済に問題が多く発生しています。
また、選挙も迫っていますが、マスコミを通じての表面だけに流されず、「もっと掘り下げてよく考える必要性」を強く感じました。
そして、最近の日本は、経済対策や選挙論争が活発に行われるようになり、よく考える日本社会が育っていくように思います。

映画=http://12.hex-pic.co.jp/