◆メール交信は、いいことがいっぱい
社員とのコミュニケーション(意思の交流)を上手にやれば、“人を生かす経営”の面から、有益なことは驚くほど沢山あります。その手段として、「メール」がとても有益です。
メールは、パソコンのほか、携帯電話のメールでもいい。
携帯のメールをパソコンに比べて、軽視する人がいるが、図表などの送受信を除くと、かえって便利なことが多い。さすがモバイル(持ち運び軽快)だ、と思うことが多い。
いろんな連絡は、相手がメールをいやがれば別だが、ほとんどメールでやっている。
電話のように、「いま留守ですが・・」などという、時間のカラ回りがないから助かる。


◆「社長へのメール歓迎」と、アドレスを公開しよう
さて、社員とのメール交信だが、実行上の要点とメリットは、以下のように考えられる。
1、まず社長自身が自分のパソコンか、携帯電話を持ち、メール操作ができること。やる気があれば、簡単に覚えられる。
2、全社員に「社長は、皆さんからのメールをお待ちします」とPR、社長アドレスを公開する。
3、「意見」、「悩み」、「相談」、「提案」などと、項目を設定する。
なるべく建設的な意見や提案を・・とPRする。
4、メールは記名とするよう求める。

(メール交信のメリット)
(1)「報・連・相」の有効な手段となる
(2)社員のヤル気度がつかめる(ダメな社員は何も報告しない)
(3)積極性ある社員がわかり、人材発掘につながる。
(4)社員の深層的な気持ちがわかる。
(5)人事管理の参考情報が手に入る。
(6)普段の交流では入ってこない、ハッとする情報も入ることがある。