●聞く・・・聞こえるから聞いているだけ。聞きもらしも多い。

●聴く・・・こころをこめて深く聞く。

●訊く・・・相手に質問してでも聞く。

同じ“きく”にしても、三種類の“きき方”がある。

イトーヨーカドーの創業者の伊藤雅俊さんも、聞き方には定評のある人で、その判断にも定評があるのは当然である。

「本を読むとき、難しい言葉を羅列したものや、英語を各所に散りばめたものは、読む気がしない。

なぜ必要もないのに、こと難しく書かなければいけないのか。私は、そんな人は内容がよくわかっていない人だと思う。

人にモノを訊くことを恥と思う人がいるが、とんでもない。訊いて人は賢くなる。」と言っていた。

本田宗一郎さんも、人にモノを訊くことに関して、同じことをしばしば語っていた。

中には、何を訊けばいいのかわからない、という人もいるが、そんな人は、「質問力」という本もあるくらいだから、そういう本でも入手して読むべきである。