10月の郷土史研究会は「大塔合戦と石渡館」というテーマで、室町時代応永7年(1400年)に信濃国守護職に任じられた小笠原長秀(有名な礼儀作法の小笠原流のご先祖)の苛烈な年貢徴収に反対し、私の住む近く石渡で国人が一揆を起こした話なので参加しました。
(子供の頃の思い出)
 子供の頃の遊び場は館跡でした。押鐘城跡で葦の堀、櫓の土盛りなど当時の姿を連想させるに十分な地形でありました。また、近くには城跡・館跡・内堀・屋敷跡などがあり歴史への興味を抱きました。当地は米・小麦・鮭など収穫の多い穀倉地帯であったとのことで、国人(土豪)が多く、守護の年貢徴収に対して抵抗し、横領しながらその戦闘能力を高めたようであります。
(消費税率のアップ、社会保障の後退で・・・)
 室町時代の自主・自治の気運は今でも健在なのか分かりませんが、健全な地方が日本の礎であると信じる私は、相応の税負担は仕方がないと考えております。ただ、人口減少時代でありますから、行政も1億2千間人の時代のままの規模でなく、縮小することが道理であると考えます。一揆が起きないよう政治の舵取りを期待します。