私の事務所が取引している八十二銀行昭和通営業部では、第二回海外ビジネス講座が50名ほどのお客さまを集め開催されました。今回は東南アジア諸国に焦点をあて、提携銀行スタンダードチャータード銀行シンガポール支店行員を講師に、現地での具体的な経済状況と企業活動を分かり易く解説いただきました。
(海外状況に無関心ではいられない)
 原油価格の高騰は大きな関心事であります通り、我々の事業は何らかの形で海外と結びついており、海外情勢に無関心ではいられません。仕事ではなくとも、個人生活特に食卓にあがる食材はアジア諸国から輸入されております。最近は中国における環境破壊、環境汚染による食の安全性が問題視され、日常の買い物レベルでも行動を左右する関心事となっております。
(海外業務に強い地方銀行 八十二銀行 )
 地方銀行としてのトップレベルである八十二銀行は、昭和37年より取引先企業の海外進出にあわせて業務開始しております。
海外拠点を持つとともに、現地有力金融機関と提携し、ネットワークを強化しておるとのことであります。現地企業との取引拡大させるには、小切手の現金化に一週間から10日間かかる現状では、現地提携銀行の支店網を活用しないと事業活動に支障が出ることが提携のスタートとのことであります。
(東南アジアのGDPとインフレ)
 これまで低賃金加工先を求め、韓国・中国・東南アジアに進出し、現在はベトナム、次はインドと言われていますが、問題は一人当たりのGDP金額とインフレ率の推移とのことであります。東南アジア諸国のGDP成長率は5%以上(日本は2%台)、インフレ率は4%以上(日本は0%台)であり、個々の国には課題があるとしても、中国への一局集中リスクを回避する最適の投資環境との結論であります。
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