第57回のシニアの会セミナーは、講師が私で、テーマは「一人のための遺言書」でありました。核家族化が進み、あるいは身近に縁者がいない場合、自分の後始末をどうするのかを話させていただきました。


(始末算用)

 12月16日に平成23年度税制改正大綱が明らかになり、相続税は大きく変化し、申告対象者が4%から6~8%に増加することとなりました。普通の生活を送ってきた方にも相続税を納める可能性が高まりました。自分の終末期では、自分の始末算用を行わなければ、残された方に迷惑をおかけすることとなります。


(自分のプランを明らかに)

 遺言書・エンディングノートに書き残すべき項目は、

(1)任意後見・・・・・・自分が十分な判断能力を失ったら、生活や財産管理・介護サービス等の代理人選定
(2)マイケアプラン・・自分が希望するケアプランを作成しておく
(3)生前事務委任・・入院する時の保証や身元引受・安否確認・財産管理を委任する
(4)尊厳死宣言・・・・無意味な延命治療を受けないことを宣言する
(5)葬儀・・・・・・・・・・自分の葬儀・戒名をを決めておく
(6)墓地・・・・・・・・・・自分の納骨先を決めておく
(7)財産分与・・・・・・財産の処分先方法と遺言執行者を決めておく


(次回は行政サービスについて)

 次回のセミナーは「介護・保険・福祉・医療に関する総合窓口 地域包括支援センターの役割」をテーマにしました。講師は長野市の地域包括支援センターにお願いしました。自分の老後・シニアライフで受けられる行政サービスをご説明いただきます。




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