自分の職業生活は、20才台で資格取得を目指し、30才台で実務経験を重ね、40才台はTKC活動、50才台は税理士会活動、60才になって地元での貢献活動としています。しかしながら、いま自分の心は空中にただよい、根が大地に付いていない気がしてならない。横浜のTKC全国役員大会での二日間12時間は良き「心の錬成の場」になりました。


(二日目の講演と会議)

 TKC会計人らしさを再確認し、全国各地で同じ思いを伝える役員としての心構えを午前中3時間学びました。最初の講師は、大本山円覚寺管長横田南嶺老大師、演題は「花を忘れまい」でありました。以下は私が理解できた大老師の話しです。


(仏教の教え)

 TKCの理念は「自利利他」でありますので、大老師はその根本からのお話しがありました。人間は何もないところで生まれ、何もなく死んでいくのであり、その生死(しょうじ)は一時の事である。「無になる」ことにつき、ある老僧と学生のやり取りを紹介された。「自分は何者なのですか?」との学生の問いに、老師は「君は今日から自分のことを勘定に入れないで、他人のために働きなさい、その日常のなかで、良かったと思える時が来る。それが本当の自分なのです」と返答されたとのこと。
 ただし、人のために為すとかいて「偽り」と云うように、自他一枚にならなければ本物ではない。本当の自分があることが前提である無我の意味を勘違いしてはならない。


(人としての成長)

 人の成長の過程で、自分の強さを知る時が思い上がり危ない、相手の強さを知って慎重になり、自分の弱さを知って強くなれる。人は弱さを知るが故に守られるのである。周りへの自然なやさしが生まれ、明るく生きていける。人生はたった一回だけ、どう転んでもゼロである。この時を精一杯明るく生きていくこと。



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