私は立場上、挨拶を求められる機会があります。但し、自分の言葉で人に分かり易く話しをすることは難しい。そこで、私は常に人の評価をくぐり抜けた言葉(言霊)を参考にさせていたく事としています。先日、財務省発行の小誌「税制について考えてみよう」に出会いました。その税に対する説明は下記の通り簡易で分かり易いので今後あいさつの中で使わせて頂きます。


(税は「社会の会費」です。「支え合い」により成り立っている社会)

 年金、医療などの社会保障・福祉や、水道、道路などの社会資本整備、教育や警察、消防、防衛といった公的サービスは、私たちの暮らしに欠かせないものですが、その提供には費用がかかります。
 税は、このような公的サービスの費用を賄うものですが、みんながお互いに支え合い、共によりよい社会を作っていくため、この費用を広く公平に分かち合うことが必要です。まさに、税は「社会の会費」であると言えるのでしょう。


(公的サービスを賄うのに十分かつ安定した税が必要)

 税は、公的サービスを賄うのに十分な量を安定的に確保することが必要です。社会保障給付などの公的サービスと税・社会保険料の負担は両方の大きさが等しくなることが基本であり、負担を将来世代へ先送りしないようにすることが私たちの責任ではないでしょうか。

参加と選択 社会保障給付などの公的サービスとそれに応じた国民負担をどの程度の水準にするかは、私たちの選択にかかっています。


(公平・透明・納得)

 税は、私たちみんなが、社会の構成員として広く公平に分かち合っていかなければなりません。「公平・透明・納得」という基本的な視点で税制を考えていく必要があります。

公平 : 納税者にとって公平な仕組みであること
透明 : 制度の内容が透明で分かりやすいこと
納得 : 制度に基づいて納税することに誰もが納得できるものであること

 「公平」には、経済力が同等の人に等しい負担を求める「水平的公平」と、経済力のある人により大きな負担を求める「垂直的公平」があります。さらに、近年では、異なる世代を比べた負担の公平や、それぞれの世代の受益と負担のバランスといった「世代間の公平」が重要となっています。


(社会・経済の構造変化に適した税制)

 わが国は、人口減少と高齢化の同時進行やグローバル化の急速な進展、格差の問題、資源成約、気候変動をはじめとする環境問題など、様々な問題を抱えています。こうした社会・経済の構造変化に適した税制を築くことが必要です。




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