語部(かたりべ)とは、辞書によれば「古代、儀式に際して旧辞・伝説を語ることを職とした品部(しなべ)」とあり、品部とは特殊技術者の集団であります。税理士は税務会計のルールを国民に伝える専門家集団と言えないか。


(感動がない語り)

 単に業務を法律の定めとして誤りを指摘するだけでは、改善行動につながりにくい。行動に移るには物事の理解が必要。我々税理士の仕事は「富山の薬売り」「タネ屋」の仕事と似ている。収穫の喜びを感じさせない法律の定めを紋切型に説明するのでなく、実例を加えて説明しなければ、直す意欲を伝えられない。


(求められるのは実務テクノクラート)

 テクノクラートとは「高度の科学的知識や専門的技術をもって社会組織の管理・運営にたずさわり、意思決定と行政的執行に権力を行使する技術官僚」と辞書にあります。立法府(国会)で承認された税制を執行するのは課税当局であり、その課税を正しく実現させるために、税務署と納税者との中間に位置するのが税理士であります。難解な税法につき納税者の「理解と納得」に貢献する業務が税理士の仕事であります。


(評価に耐えられるサービス)

 もともと難解な税法に従い納税行為につなげるには、業務の検証が常に必要。理解を得られるスキルを磨かなければならない。そこでは、税務と会計システムの深い理解と経験・実践力が求められる。また、この激変期でお客さま事業へのリスクマネジメントについても知識の幅を広げなければならない。


(サバイバル時代の始まり)

 単なる「記帳屋」「保険ゴロ」では時代の波に押し流される。税務会計知識とITスキルを活かし、事業面での税務・保険・資産活用のアドバイザー、個人生活面ではライフプランナーとならなければならない。 



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