日本は、国内総生産(GDP)は中国に抜かれて第3位、国民一人当たりのGDPは世界第3位から23位に、国際競争力も第1位から22位にまで下がっている。


(高い技術力?)

 日本が経済大国であり得たのは、高い技術力を基にする輸出が日本経済を牽引していたからであります。しかし、円高と高い法人税率で失速し、日本が得意としていたプラント(生産設備)輸出でも韓国に追い抜かれ、今や成約実績で3倍以上と水を開けられているとのこと。


(過去の日本の発展)

 官僚は「官僚社会主義」と比喩されて通り、産業業界団体を指導・調整して輸出産品を育ててきた。しかも、官僚は公僕として強い職業倫理を持ち、政治による方針の基で、一定範囲の自由裁量の余地を得て、一貫性を持っち効率よく政策を立て、経済発展を実現させてきた。


(成功体験が仇)

 バブル以降、これまで通りの大企業と官僚だけの協調体制では、経済と社会福祉、成長と公平とのバランスがなく、国民からの信を失ってしまった。国民の目には、政策決定プロセスの権威の正当性を失い、指導者への信頼の喪失、政府に対する過剰な要求、分割し増殖する利益団体、政党の細分化といった情けない姿にしか見えてこない。


(また同じ事を繰り返すな日本人)

 明治維新以降、富国強兵政策でアジアでただ一国だけ近代国家になった日本は、昭和16年に無謀にも一国で欧米列国に挑戦し破れた。その敗戦が色濃くなった時に、時代が要求するスピードが出ない無敵戦艦大和は沖縄で不沈砲台としての悲しい目的で出港し、沖縄には近づくこともできずに、その途中で米軍機攻撃で沈んだ。その大和の搭乗員が残した著書の抜粋がここにある。70年前の若者の魂の叫びを再び繰り返さないこと、進歩が大事。


(大和搭乗員の著書よりの抜粋)

日本は進歩ということを軽んじすぎた
私的な潔癖や特技に拘って
真の進歩を忘れていた
進歩のない者は決して勝てない
ならば、負けて目覚めることが最上の道だ
敗れて目覚める・・・それ以外にどうして日本が救われるか?
今、目覚めずして、いつ救われるか?
俺たちは、その先駆になるのだ
日本の新生に先駆けて散る
まさに、本望じゃないか
一億総特攻の先駆けとして
一命を捧げる戦いに臨んだ彼等は
その命の意味付けを
新しい日本の未来に求めた
その先人たちの気持ちを
今の我々、今の日本は
本当に、その言葉の意味を
活かしているだろうか
戦争は悲劇である
しかし、成果がなければ
全てが無駄であるという人は
人間の美しさ
日本の伝統を知りえぬ人だろう
勝った戦争はもちろん
負けた戦争にも物語りはある
最後まで戦いぬいた若者達の物語りは
決して、その光を失わない
あの壮大の負け戦の中で
強烈に輝くものこそが
陸に、空に、海に、散って逝った
若き魂たちの闘争心である




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