先日、上田のお菓子屋さんの女将さんから「橋本大阪市長の船中八策は上田の偉人赤松小三郎先生の提言が基だ!」と古の出来事を聞きました。そこで、現代版「船中八策」につき思いをめぐらせました。


(船中八策とは・・・・)

 慶応3年(1867)6月に、土佐藩士の坂本龍馬が「大政奉還」実現のために前藩主である山内容堂に提言したものを「船中八策」と呼んでいます。また、坂本龍馬は上田藩士の赤松小三郎、久留米藩士の真木和泉、越前福井藩の横井小楠・由利公正の影響を受けたとの諸説があります。私は上田藩士の子孫ですから、お菓子屋さんの女将さんの言う通り、船中八策の下書きは赤松小三郎の策と信じたい。


(大阪維新の会「船中八策」の行方に関心あり)

 今回の「船中八策」も中央政治進出のための一種の政権公約(マニフェスト)と考えれば、内容の精査より、これからの変貌に関心があります。我々税理士はお客さまの生き残りをかけた経営革新支援を行っています。そのために全社的な変革を起こさせる第一のポイントは、経営理念を明らかにすることが大事としています。


(経営理念とは)

 経営理念とは、社会に果たすべき使命・役割(ミッション)があり、事業により表現したい事業のあるべき内容・展望(ビジョン)を明らかにするものとしています。

 次いで、経営戦略(経営理念の具現化)として、事業領域(ドメイン)を決め、基本的な考え方行動指針(コンセプト)を示すことを求めます。

 これらの変革への大義名分を掲げ、変化を拒む組織構成員に潜む「慣性の力」を打ち破っていくことで成功できるとするのが、経営革新へのマネジメントであります。


(船中八策の今後に注目)

 報道によれば、三千名の「政治塾」入塾希望者が集まっていると聞きます。既成政党の枠組みに入れなかった面々を統一的な組織活動を可能たらしめるマニフェストが「船中八策」とするならば、どの様なプロセスで党綱領など政策に収斂させ救国の保守三極に成長していくのは、企業経営の経営革新へのステップに大いに参考になる事例となると、個人的に期待しています。



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 なお、私からのメッセージは・・・・・