14日は第三土曜日シニアの会セミナの開催日でした。今回の講師は私で、テーマは「マイナンバー制度と個人情報保護」でありました。ITコーディネータ関係から資料を集め説明をしたので、参加者にとって馴染みがなく静かなセミナーになってしまいました。


(なぜマイナンバー制度が浮上したのか)

 マイナンバー制度の必要性を、何事も決められない政治の指導力不足とグローバル社会では経済的境界が低く、6重苦に苦しむに日本企業が窮地に立たされていること。日本の緩やかな統制ではクロヨンとよばれる様に所得捕捉率が低く、公平な負担を求められないことを、国債発行問題などの現状を経済的な側面から説明しました。
 6重苦とは、円高、高い法人税、貿易自由化の遅れ、労働規制、温暖化対策、電力不安の課題。


(福祉国家の再建)

 高齢者増加(2020年で65才以上人口27.8%)、人口の減少(2025年には約10%減少)、独居世代増加(2020年には34.4%)との人口構造の変化のなかで、国民皆保険(医療)と国民皆年金の維持するために、現行の制度下では対応できない現実を説明。


(マイナンバー制度の効果)

 平成27年1月からマイナンバー制度が実施されれば何が変わるか。行政分野・医療公共料金分野、民間部門、税務分野での変化を説明し、その経済効果は日本経団連の試算では3兆800億円を超えることなどを説明しました。


(誇示情報保護について)

 電子申告(e-Tax、eLTAX)、住基ネットなどでの個人情報保護実績、日本企業は常に世界のトップレベルであること。番号制度は、付番・商法連携・本人確認で保護されるシステム設計で、絶対はないけれど世界のトップレベルにあり、先行している諸外国の実例からも安全と説明しました。




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