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 18日の午後に長野市で「若林けんた君を励ます会」を開催すると、私も発起人の一人として名を連ね案内しました。早いもので、「ふるさとを元気に!日本を元気に!」のスローガンを掲げ、初当選した参議院選挙から、二年が経過しました。


(若林議員が副会長であるGNI研究会)

 特別講演の弁士は、GNI研究会会長・自民党政務調査会長代理 林芳正参議院議員であり、若林議員も副会長として参画しているGNI研究会の活動をお話し頂きました。その要旨は下記の通りでした。


(これまでの日本の成長戦略は)

 日本の成長戦略は、自由主義国家として原材料を輸入し生産物を輸出する加工貿易で国の発展を支える貿易立国で成長発展してきました。輸出の増加は、生産工場を拡大させ、国内の下請けを増やし、中小企業の成長を促し、地方にも豊かさをもたらしました。


(グローバル化による成長戦略の転換)

 米ソ冷戦時代の終焉で、世界経済はグローバル化し、日本企業は全世界を市場とする成長戦略を進め、生産拠点を世界中に求め海外進出いたしました。「産業の空洞化」と呼ばれるように国内生産拠点は減少し、またロボットなどで無人化も進み、大工場を支えてきた下請けの受注は減少し、地方経済は雇用先を失い、人口流出・高齢化などで閉塞感を実感することとなっています。


(新しい投資立国で豊かさを求める)

 超円高で日本国内での生産活動では国際競争には勝てません。安価な労働力、世界市場を意識した大量生産規模を求めれば発展途上国にしか工場立地の適地はありません。ですが今、円高状態で「貿易立国」から「投資立国」への移行が進んでいます。そこで、その投資利益を国内に還元させる諸制度整備が求められます。海外からの還元利益をどう活かすかが、地方経済を元気にするかに大きな期待が集まります。


(日本は世界一番技術集積があり、潜在力が豊か)

 世界で、創業200年を超える長寿企業数は圧倒的に一番であります。1500年を超える神社仏閣を建造してきた金剛組を代表的な例であります。日本人は品質の高い生産物を生み出してき、そのノウハウも継承して来ています。その長寿企業の生み出す製品を、世界中で豊かな製品を求めているニーズに答えることは容易であります。


(ふるさとを元気にする方策とは)

・税制では、伸び盛りのベンチャー企業が前年比雇用者数を倍にすれば、法人税は半額にさせるアイディア。
・観光面では、自然豊かで変化ある日本の温泉を世界中の富裕層にアピール。
・農業では、丹誠込めて作る日本の食材を世界の富裕層に食して頂けるように販路の拡大。
・産業面では、大量生産ではなく、小ロット生産、研究開発施設など高い生産技術力を維持させる人材教育と誘致・政策的支援。



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