葬式の際に僧侶に渡すお布施の目安を、大手流通のイオンが金額の目安を提示したことについて、仏教界が困惑しているという記事(産経2010.7.2付)に対して、14日までに569件もの意見が寄せられているとのこと。以下がその概要であります。


(イオンが提示したお布施の目安)

25万円・・・読経一式と普通戒名(信士信女)または普通法号
40万円・・・読経一式と居士大姉戒名
55万円・・・読経一式と院号居士大姉戒名または院号法名
10万円・・・直葬(火葬場炉前読経のみ)と普通戒名(信士信女)または普通法号


(提示を是とする意見)

・僧侶から「お気持ちで」と云われても目安がないと、そうしたらいいか分からない
・昔のように総代さんを始めとする檀家としてお寺と代々のかかわりがなく、聞く相手がいない。
・お布施がいくらか分からないと、葬儀費用を用意するのに困る。


(提示を否とする意見)

・人の心に対する値段を明瞭化する必要があるのか。
・寺に出入りするのは、消費者でなくて信者、信徒。そこに定価はない。
・先祖供養をきっちりとしていれば、おのずとお布施の金額は分かるはず。


(僧侶に厳しい目)

・税制で優遇されているのに、高いお布施を取るのはおかしい・
・なぜ戒名にランクがあり、値段が変わってくるのか。
・日常的に檀家との付き合いがが足りないから、この様な問題が起こる、寺院は反省すべき。


(イオンの提示した理由と反論)

 流通王手のイオンが5月より始めた僧侶を紹介するサービスの中で、お布施価格の目明日を提示した。「消費者の要望が多かったため」という。これに対し、主な伝統仏教宗派で組織する全日本仏教会は、「布施は宗教行為。営利企業が、目安とは言いながら料金体系化をしていいのか」と疑問を投げかけている。




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