ずいぶん前になるが、長老支配の自民党を嫌ってか、民主党に若手官僚、松下政経塾卒業生が数多く入党した時があった。自由闊達な空気に自分の可能性を期待していると日本の先行きに期待が出来ると思えた。その民主党が政権交代と二大政党時代へと扉を開け、若い議員が政府の要職を担い、国政を運営していくと思いきや、雲行きが怪しい。


(日本の美学)

 日本人の感覚からすれば、「疑い有り」と問われればその舞台から潔く身を引くのが日本人らしい美学と考えたい。政治家に高潔さだけを求めるのではないが、国民の7割以上から「政治とカネ」という前時代的問題で、否と言われている人物を、党の代表・日本の代表に担ぎ出そうとしていることに不快感を持つ。


(人材がいないのか)

 民主党には、自分を犠牲にして国のために働く人材はいないのか。そうではない。多数いるはずである。カネとポストで人を操る旧自民党の長老支配の悪しき慣習に染まって、その呪縛から飛び出せいないでいるのか。自分の名誉欲だけで国会議員になったのか、国を思う気持ちはいつしか萎えてしまったのか。寄らば大樹と考えているなら、国費の無駄使い、議員辞職を求めたい。


(新しい器に何故古い酒が)

 敗戦から見事に立ち直った日本も、その成功体験から脱皮できなくて、空白の時を重ねた。国民からその閉塞感を打破される事を願われての政権交代でなかったのか。その打破すべき古い政治体質を持つ人物に、党勢拡大の期待を持っても、日本を代表する立場にとは考えていなかったはず。時計を逆戻りさせることだけはないことを願う。



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