元コンビニ経営者のとの会話。「以前は、一人当たりの平均単価は700円だったが、400円に下がったので、5年契約を更新しなかった」とのこと。


(コンビニでのデフレ)

 町のホットステーション、大昔の駄菓子屋さん風で、若い人が出入りしている。一般の人にもチョイ買いには便利な店であります。さて、店の収支を考えると、主力商品はお弁当とすれば、牛丼屋さんと同様に確かに単価は下がっている。単価が下がれば、その利益は低く、販売数量の増加でカバーする以外に、利益の確保はできない。だが、購買対象人口の減少、景気低迷で、サイフのひもはきつい。昼食に使える金額は300円とすれば、先の見通しは厳しい。後はライバル店の撤退、地代減額の交渉以外に救いはない。


(価格競争の先は暗い)

 販売単価を下げるだけの営業戦略では、収支の見通しは暗い。特に、コンビニのように商品戦略は本部が行い、お店はただ売るだけで、品揃えの工夫はできない。経費節減と店員シフトの穴埋めに店長が長時間労働でカバーするしかない。これでは、経営者としての誇りも持てず、家族との団らんの時間も持てず、家庭崩壊の危機になってしまう。


(閉塞感の打破!)

 八方ふさがりの状況下で、店長の後継者はいない。息子は儲からない商売に見向きもしない。跡継ぎが無く、廃業のタイミングだけ考えている日々で、店での作り笑顔はさびしい。儲かる仕事はこの世の中にないのか、確かにある。ただ、それは一部の人しか手にできない。あふれる才能の持ち主か、並はずれた努力の結果手にするものであります。厳しいとは言え「努力が報われる社会」であることも事実です。人と同じ事をやっていたのでは人並み以下の生活しか手にはいらないのも事実。




 読みいただき有り難うございます。どうか、投稿継続の励みとなりますので「ビジネスブログランキング http://jobranking.net/43/ranklink.cgi?id=hoshino 」にクリックをお願いします。
 また、外のジャンルについては http://plaza.rakuten.co.jp/taxoffice をアクセスして下さい。お待ちしております。