最近の政局を見ていると、これは「戦後教育の過ちでなかったのか」との疑問を持つ。今の政治家は自分と同じ世代であるからこそ、そう感じて仕方がない。


(長男・長女であるが故)

 大事に育てられたからひ弱であるのでなく、長男・長女として優等生・良い子として育ったと云うべき。小さな枠組みから超えることなく、与えられた環境下で真面目に働く、一見良さそうだが、予測される範囲では優等生だ。思いもしない環境下では解決策を見いだせない。


(組織人でない人への対応)

 自分と異質な人物に対応力を発揮できるのか。地位に面々とする人物を辞任させることはどの組織でも難しい。物事の道理への解釈が違うので、「普通ならこうなるはず」との一般的なシナリオでは進展しない。良い子では自分の考えだけで行動する猫の首に鈴を付けられない。


(行動規範のない集まり)

 単なる人間の集まりは自分勝手な行動を押さえ込むことは出来ない。そこで必要なのは旗印、織田信長「天下布武(徳を以て世を治める)」、徳川家康「厭離穢土 欣求浄土(争いで穢れた国土を住みよい浄土にする)」の政策を掲げ、組織の行動規範とし、意に反した家臣を排除している。政党であれば綱領、何を目的に行動するかを明記しないと、烏合の集団で数としての集まりであっても、窮地に陥った時に集団としての力を発揮できない。


(優等生・良い子)

 行動規範である倫理観がない、単なる優等生・良い子は論語で云う「小人:近づければ無遠慮になり、遠ざければうらみを抱くので、扱いにくい」でないか。日本の進路を託された政治家には、清濁合わせて飲み込む大人としての行動を期待したい。



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