先日、子供たちに竹トンボ作りを指導しているお客さまがお訪ねいただきました。その時のぼやきが下記の通りであります。


(ナイフを使わせてもらえない子供たち)

 竹をノコギリでひき、ナタで竹トンボの大きさに割る。その後でナイフでプロペラのように削る工作を、親子に挑戦してもらうのが「竹トンボ教室」であります。この作業工程で「ノコギリでなく、ナイフで長い竹を切ろうする親」、「竹を切るためにノコギリを引くのでなく押して、切れないとぼやく親」、危ないからとナイフを使わせてもらえない子供たちは、ナイフで鉛筆を削ることができない。ただ竹の表面をナイフで擦るだけの子供がいるそうです。


(子供は体験でお覚える事がある)

 小学校に入学する前の児童は、残酷で小動物をオモチャにし生命を奪って始めて「命の尊さ」を自然に覚えるものと考えます。ナイフの使い方も慣れないがゆえに血を流しながら、ナイフの使い方を覚え、痛みを感じることが出来ます。そして、ナイフを使い、器用にものを作れるようになり、プラモデル作成、モーターで動く工作などで「物作り」のおもしろさを体で覚えていくのであります。


(ゲーム機だけでよいのか)

 ゲーム機に夢中の子供の姿をよく見ます。ゲーム機で創造性が育つのか心配です。物のなかった世代は、竹トンボ・竹馬・パチンコなどのオモチャの多くは自分で作り遊んでいました。そんな経験の積み重ねが、身の回りの自転車・バイク・自動車の修理ができるレベルに育ち上れました。


(勤勉で熟練さが日本を技術大国たらしめた)

 現在の豊かな日本になったのは、国民の勤勉性と技術進歩への挑戦の結果ではないのか。手先が器用で創意工夫の風土があればこそで、その基礎的土壌がなくなり、国力が衰えれば、全てが「砂上の楼閣」になるのではないか。金融取引で富を作れるのはアメリカのような大国であるからであります。自分としては、嘆くだけでなく、竹トンボのお客さまのように周りの子供たちに「もの作り」の楽しさを伝えていく手伝いをしたい。



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 なお、私からのメッセージは・・・・・