昨日に続き、今日(H24.2.23)の日経「経済教室」のタイトルは「民主主義の機能不全(中)」で、寄稿者は宇野重規東京大学教授であり、要旨は下記の通りであります。


(社会の一体性回復が急務)

 既成政党が有効な争点軸を提示できず、政治的求心力が失われつつある。行き場を失った不満が民主主義をさらに不安定にするという悪循環にある。同じ政治空間を共有し、共通理解を多くの国民が持ち、政治的なアイデンティティー(主体性)を感じることが必要。


(神社の神主との会話)

 過日、会合の後に神主さんとの会話も、「日本人はアイデンティティーを失っている、お伊勢さんを国民の精神的中心(心の古里)に置かないから、国家的問題解決への求心力を失っている」から始まり、内外問題への激論が戦わせました。確かに、財政再建や社会保障制度改革が一向に進まない今の日本がおかしい事だけは一致しました。


(傍観者やクレーマーの時は過ぎた)

 宇野教授の「民主主義とは、国民にとって鏡のような存在であり、いまや日本の民主主義は瀬戸際に追い込まれている。われわれは民主主義の傍観者やクレーマーにととまっていられないはずだ」との主張には賛同します。


(私も小さな運動を展開中)

 従業員とその家族の生活を守る経営者の使命は「会社をつぶさない」ことをスローガンとする異業種交流「守成クラブ長野会場」を主催し、生き残る事への執念を警鐘乱打している。シニア世代には「NPOシニアの会」で、厳しくなる生活環境下で老後のどう賢く生活するかの提案活動を行っている。お客さまの中小企業の皆様には毎月の公開セミナーで「TKC経営革新支援プログラム」により経営改善の手法を学んでいただいています。


(小さなコミュニティーの積み上げが必要)

 経営者と同様に政治家の使命は「国をつぶさないこと」であります。機能不全となっている既存の民主主義手続きでなく、別途のコミュニティーを創造しなければ「良い政治家」がいても、国民は政治を馬鹿にし一体性は失われてしまう危機にいま日本は立っている。日本の民主主義を支える社会の一体性回復の先頭に政治家が身を挺して立つことを願う。



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 なお、私からのメッセージは・・・・・