24.09.29 東京都 「利根川水系上下交流事業」に参加して
 「9月29、30日の2日間、都の住民が群馬県を訪問して、群馬の人達と一緒に植林体験や尾瀬散策をする」という都の広報、とくに尾瀬の単語に誘われて応募しました。
主催は
「利根川水系上下流交流事業実行委員会」となっていますが、東京都と群馬県が平成10年に設立した団体だそうです。
参加者
 東京からの都民の参加者は38名に、都の都市整備局の職員が3名ほど付いて、群馬県から合流したのは県民参加者が19名に県職員が4名ほど、それに看護師が1名付いてくれたのには驚きの気配りです。群馬県側は使うマイクロバスの定員に合わせた参加人数のように感じます。
準備
 尾瀬行きの為に、古くなったトレッキングシュズや薄手のダウンを新調しました。天気を1週前からチェックして当日を待ちました。
9月29日(土曜)
集合
 午前8時に都庁前集合に合わせて、10分前に到着すると、参加者らしき集団が受付を待っています。
はとバス
群馬県片品村まで行くバスは、初めてのる「はとバス」でした。バスは、綺麗でゆったりとして快適、ガイドさんも感じの良い方で気持ちの良いバス行でした。
上里SAで休憩後、沼田インタ-で関越道を下りて日本ロマンチック街道を尾瀬方向へ向かい1時間ほどで片品村にある尾瀬戸倉スノ-パ-クにあるホテルに到着します。大型バスが来れるのはここまでの様子で、ここから先にはマイクロバスでないと行くことができない道路状況のようです。
尾瀬高原ホテル
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宿泊地は、尾瀬戸倉スノ-パ-ク(スキ-場)のゲレンデがホテル前に有る尾瀬高原ホテル、近隣で一番大きな建物でスキ-には最高の立地です。スキ-シーズン以外は、グランドゴルフや尾瀬ハイキングなどのスポ-ツ合宿などに使われているようで、「スキ-に来てみたい」と言っているのが聞こえます。
昼食
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  ホテルにて、昼食を取りながらの話を初めて群馬県側の参加者と合流していることに気が付き、自己紹介をしたりと交流。食事は「水沢風のうどんにかやくご飯」 参加の皆さんは、私と同様に元気な人ばかりで、かやくご飯のおひつが空になって、「これから作業をするには分量が足りない」と言った状況でした。
ホテルの夕食
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   地元の食材らしき料理が並んで、美味しく間食しました。東京、群馬両方の参加者にも好評で、「スキ-のシーズンに来てみたい」と言っています。
植林体験 
ホテルから地元のガイドが付いて、植林等の体験をする場所 (奥利根水源の森)までマイクロバスで尾瀬方面へ向かいます。
体験現場は地元の森林組合の方数名が指導の為に待っていてくれました。現場には、作業しやすいような状況に事前に準備をしてくれていたように入りやすくなっています。
森林組合の指導
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   始めに森林組合の方の挨拶や紹介が有った後に  
ブナの木の下草刈り
草刈り機械を使った下草刈りのデモンストレ-ションをやった後に
    alt=""title=""  私達は、鎌で下草刈り

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 ブナの苗木の植樹
   次に、ポットに入ったブナ木の苗の植え方を指導員が実際に植えて見せてくれます。「土と活着するように、植えた後は苗の根元を良く踏んでください。」が注意事項
  それにならって、クワで深さ20センチ程度を堀って、ブナの苗木を植えて行きました。植えた木の間隔が余りにも密集しているので、終了後に質問すると、「ブナは普通植樹をすることはありません。また、建材になるような針葉樹と違って間伐すること無く、自然淘汰に任せます。自然に任せると、強い木が残っていきます。このブナの大木は200年ほど掛かって大きく太くなったもので、今植えたブナの苗も200年後に此処に来ると、この大木のようになっているかもしれませんね」と説明してくれました。
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 東京電力と尾瀬周辺の森林
 尾瀬国立公園は、群馬、福島など4県にまたがる総面積約3万7200ヘクタールも有るそうですが、約4割を東京電力が所有しているそうで、植林体験をした場所一帯も東電の所有地のようで、水や森林・自然保護にずいぶん力を使ったと感じました。
 奥利根水源の森内の「ふれあいの森」で休憩
    昨年の台風の影響で、駐車場とトイレの周囲がわずかに見て回れるだけで、大部分が進入禁止になっていましたが、駐車場にキャンプしている人の中には「1週間いる」と言っていた人もいるくらい良い所。

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