電話で、友人の奥さまが家族の朝食を準備している時、クモ真下出血で一言も発せずに亡くなったことを知らされました。この世に生を受けた者はすべて死から逃げられないものであることはわかりますが、奥さまは51才、一人娘は中学三年生、こらから成長を見守らなければならない大事な時に、お慰めする言葉もありません。
(すべてが空虚)
 死は順番でないことは理解しますが、あまりにも早い。本人も残された夫、一人娘さんにも一言も残さない旅立であります。残された二人にとってこの事実を受け入れるには大変なことと思います。お亡くなりになった奥さまには、安らかなにお眠りいただくことと、天国からご家族への見守りをお願いする以外ありません。
(不増不滅)
 肉体は存在しませんが、でも千の風ではありませんが、奥さんのお優しい気持ちは常に娘さんご主人のまわりに残られる。仏教では、「増えも減りもしないこの世の者には見えないだけ!」と言われてもとても信じられない現実であります。どうかこの困難を乗り越えられますことを願い、世の無情を感じるお別れの日でした。